東海S 優駿牝馬・結果

 中京の名物長距離ダート重賞が、競馬場改修で京都開催になり、距離も1900メートルに短縮。中京に戻っても1900のままなのでしょうか?JCDも2100→1800になってしまいましたし、大井記念(2600)並みの長距離レースが中央にもあって良いと思うのですが・・・。
   1 (3)シルクメビウス
   2 (1)トランセンド
   3 (10)アルトップラン
   4 (5)マコトスパルビエロ
   5 (8)ダイショウジェット
天候:雨 ダート:不良
優勝タイム:1.55.4(以下、クビ・3 1/2・3/4・1/2) ハロンタイム:7.0 - 10.8 - 11.5 - 12.8 - 12.5 - 12.5 - 12.3 - 11.9 - 12.0 - 12.1 上がり3F:36.0
 シルクメビウスが同期のライバルである「次狙」(この連載休載中ですが)馬のトランセンドを僅かに抑えて重賞2勝目。おめでとう〜。ひとたたきされてだいぶ良くなったようです。まだまだ次も行けそう。トランセンドは積極果敢に先頭を走って逃げ切れそうな態勢だったのですが、この競馬で競り負けると厳しい。
 それよりも、昇級初戦で、しかも先行力のある有力馬がいたなかでのアルトップラン3着は特筆に値します。上位2頭からは離されてしまいましたが、こういう馬場で走る場合は今後も要注意ですね。確実に伸びてくる。
 さて、史上初のGI同着決着ということで競馬ファン以外でもちょっと話題になった優駿牝馬。内容的にも素晴らしいレースでしたし、盟友A氏の言う通り、この判定に誰も文句は言わないとは思うのですが、あれが同着なら過去に遡及して同着にすべきレースはいろいろありそうですw
   1 (1)アパパネ
   1 (5)サンテミリオン
   3 (8)アグネスワルツ
   4 (11)アニメイトバイオ
   5 (3)オウケンサクラ
天候:雨 芝:稍重
優勝タイム:2.29.9(以下、同着・2・1 1/4・クビ) ハロンタイム:12.2 - 10.9 - 12.3 - 12.4 - 12.8 - 13.1 - 13.3 - 13.5 - 13.5 - 12.0 - 11.5 - 12.4 上がり3F:35.9
 ああいう馬場で、しかも実績・人気上位馬のアパパネサンテミリオンがそれぞれ17枠・18枠でしたから(オークスで外枠不利は常識)、消耗戦の末に大いに荒れる可能性も高かったのですが、終わってみれば実力通りの結果。優勝馬2頭には敬意を表します。本当におめでとう〜。アパパネ牝馬二冠を達成。関東馬の二冠は故メジロラモーヌ号以来という偉業。一戦ごとに逞しさが増しているので(今日は体重減らしましたが、むしろ体自体は大きく見えますね)秋の三冠も当然有力視されます。
 アパパネ桜花賞に出走したほかの馬とは勝負付けが済みそうな雰囲気もあったので(今日のレースで済んだか)、桜花賞に向かわなかったサンテミリオンが注目されたのですが、その期待に見事応えました。これも競馬ファンには常識ですが、例年フローラS組は桜花賞組に比べると一枚二枚下というのが定説。その通念を打ち破って、中距離でこの粘り強さを発揮したことはエリザベス女王杯を考えたときはちょっと脅威になりそう。