東海S 優駿牝馬・結果

 東海SではアンタレスSの1〜3着馬が再び顔合わせ。そこにマーチS組が加わって何やら既視感強い出馬表でしたが、レースの内容は非常に濃かった。
   1 (2)ワンダーアキュート
   2 (6)ランフォルセ
   3 (5)シルクメビウス
   4 (4)テスタマッタ
   5 (1)ゴルトブリッツ
天候:曇 ダート:不良
優勝タイム:1.53.7(以下、2/3・2 1/2・クビ・1/2) ハロンタイム:6.7 - 11.7 - 11.6 - 12.4 - 12.1 - 12.1 - 11.8 - 11.7 - 11.4 - 12.2 上がり3F:35.3
 ワンダーアキュートの1.53.7はレコード。脚抜きの良い馬場だったとはいえ、逃げたランフォルセとの直線の叩き合いは見せ場十分で、力強い競馬でした。おめでとう〜。2着のランフォルセ、前走は少々展開に恵まれたようにも見受けられましたが、力は本物でした。お見逸れいたしました。伯父にMudallel、甥にロジユニバースがいる良血馬。重賞初挑戦でこの結果なら上出来ですね。半弟のノーザンリバーは一足先に重賞勝ちを収めています(アーリントンC)ので、早く弟に追いつきたい。
 推奨馬テスタマッタは前走で、ようやく、らしさを取り戻しましたが、今回は初コース・初距離。それでいきなりこのレベルだと厳しかったかな。ゴルトブリッツはどうしたのでしょうね。力負けするような馬ではないのですが。まだ成長期なので、完全な本格化はもう少し先か。バーディーバーディー(6着)は力を要する馬場でこそ。
 さて、優駿牝馬。レース直前から降った大雨。これが結構影響したかも。エリンコートは終始内々を回って力を温存したのが功を奏した。フローラS組が勝つのは久しぶりのような気がします。本当におめでとう〜。
   1 (7)エリンコート
   2 (8)ピュアブリーゼ
   3 (2)ホエールキャプチャ
   4 (1)マルセリーナ
   5 (14)スピードリッパー
天候:雨 芝:良
優勝タイム:2.25.7(以下、クビ・ハナ・2 1/2・クビ) ハロンタイム:12.9 - 11.2 - 11.8 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 12.8 - 12.2 - 12.5 - 11.8 - 11.5 - 12.0 上がり3F:35.3
 実際のところどれくらい雨が影響したのかは本人(馬)たちしか分からないでしょうけど、逃げたピュアブリーゼ以外、先行馬は全滅状態だと考えると、実際は厳しいレース展開だった可能性がありますね。4着に敗れたマルセリーナは後ろに下げて大外ブン回したアンカツの騎乗に批判が集まっていて、私もVTRを見た直後は「ちょっとひどいな」と思いましたが、案外それは間違っていたかもしれません。まあ、結果が全ての世界ですから、あれは駄乗だと言われたらアンカツは甘受しなければいけないのでしょうけど・・・
 もう一つ、あの雨が影響を与えたとしたら、やはりスタミナ・地力勝負に傾いたということですね。勝ったエリンコート、2着のピュアブリーゼの血統の重厚感を見よ。