桜花賞 マーチS(被災地支援競走)・結果

 レーヴディソール不在で大混戦が予想された桜の祭典(実際、場内のサクラの満開と時期がぴったり合った)。直線で後方から力強く伸びて、前の馬をごぼう抜きして快勝したのはディープインパクト初年度産駒でした〜
   1 (2)マルセリーナ
   2 (1)ホエールキャプチャ
   3 (4)トレンドハンター
   4 (11)メデタシ
   5 (12)フォーエバーマーク
天候:晴 芝:良
優勝タイム:1.33.9(以下、3/4・3/4・1 1/4・1 1/4) ハロンタイム:12.1 - 11.0 - 11.5 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 12.0 - 12.1 上がり3F:35.4
 ディープ産駒は2歳重賞を勝つなど、それなりの活躍をしていたのですが、私を含めて多くの人の印象は「配合相手(お嫁さん)の血統レベルを考えると、だいぶ物足りないのでは?」というのが正直なところだったはず。激しく競り合ったときの詰めの甘さを感じさせる面があった。今回も競り合ったというわけではなく、父親譲りの力強いスライドから来る切れ味で勝負を決めたわけですが、時計(1.33.9)は優秀ですし、これは桜の女王として堂々と胸を張っていいですね。おめでとう〜。
 さて、こうなると、力関係から言って、シンザン記念マルセリーナに先着したオルフェーヴルの評価は皐月賞出走予定馬のなかでは上げて良いということになるかな?(勝ったレッドデイヴィスはセン馬なのでクラシックには無関係)
 実は上位3頭の着順は四コーナー通過時点での最後方の順位と全く同じ。つまり、トレンドハンターがしんがりホエールキャプチャが後ろから2番目、その前方がマルセリーナ(人気馬はみんなスタートがいまいちでした)。ホエールキャプチャとトレンドハンターはともに8枠でしたから、最後の最後まで大外を回されたのも影響が大きかったですね。力負けではないので勝負づけはまだ終わっていないですけど、ホエールキャプチャの場合はジョッキーハンデも痛かった・・・。
 マーチSは、「次狙」馬2頭がワンツーフィニッシュ(次に狙う馬――テスタマッタ 付・ヤマニンウイスカーの結果 - Cask Strength 福島牝馬S・結果 - Cask Strength)!テスタマッタは中央重賞初制覇です。
   1 (7)テスタマッタ
   2 (9)ブラボーデイジー
   3 (6)インバルコ
   4 (2)マチカネニホンバレ
   5 (1)タガノジンガロ
天候:晴 ダート:稍重
優勝タイム:1.50.0(以下、2 1/2・ハナ・1 1/4・アタマ) ハロンタイム:12.5 - 10.5 - 13.1 - 12.5 - 13.0 - 12.3 - 12.1 - 11.7 - 12.3 上がり3F:36.1
 JDDを勝ったまでは良かったものの、古馬になってからは一流馬を相手に苦杯をなめ続ける日々。腐らずによく耐えて頑張りましたよ。ここはもちろんメンバー手薄だったとはいえ、持ち味のスピードを活かせる馬場状態も手伝って楽に抜け出すと最後は2着以下を大きく離して圧勝。おめでとう〜。今回改めて血統表を眺めて気づいたのですが、いとこにProcreateがいますね。芝の5ハロンを53秒台で走れる快速馬でした。
 ブラボーデイジーも一度は先頭に立つ勢いで、思わず一瞬身を乗りだしましたが、勝ち馬のキレ味に屈したかたち。それでも、ゴール前の2着争いでインバルコに抜かせなかったのは感動的だった。