本年もよろしくお願い申し上げます

 急な事があり、とても慌ただしい年末年始でしたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 猪(チョ)っとやそっとのことでは動じない、しっかりとした気持ちで仕事その他に努めていきたい。
 今年の最初の目標は「無事にCaskをはてなダイアリーからはてなブログに移行させる」です・・・w
 2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い - はてなダイアリー日記
 はてなブログへの統合スケジュールのお知らせ - はてなダイアリー日記
 ご存じの通り、はてなブログのほうではtwitterhttps://twitter.com/HanShotFirst_jp)のつぶやきのまとめをしているんですよねぇ。
 Cask Strength / HanShotFirst_jp
 無事に統合できるのかな・・・明日試してみます。

『社長行状記』のワンシーンに登場する黄遵憲『日本雑事詩』の一首

 1966年公開の『社長行状記』は森繁久彌主演のコメディ映画ですが、ずっと前に録画していたのを見ていたところ、そのワンシーンに目が釘付けに。

 暖簾に書いてあるもの、何かよくわからないけれども、七言詩を読み下したものらしい・・?というわけで検索をかけたところ、判明しました。清末の文人で外交官、黄遵憲の『日本雑事詩』に収められている詩でした。

何物堅魚字所無  何物ぞ堅魚 字の無き所なるや
侯鯖御饌各登厨  侯鯖御饌 各々厨に登る
儒生習礼疑蚳醬  儒生 礼を習い 蚳醬を疑う
口到今人嗜亦殊  口 今人に到れば 嗜も亦た殊なり

(『日本雑事詩』平凡社東洋文庫、215頁)原詩には題はありませんが、ご覧の通りテーマは堅魚(かつお)なので東洋文庫本では仮に「かつお」という題を付けています。
 初代駐日公使の属僚として1877年に来日した黄遵憲は着任2年後の1879年に、日本の歴史・制度・文化・風物などを題材とした詩集『日本雑事詩』を著わします。平凡社東洋文庫本の解説によれば、この「かつお」詩は原本にはなく、改訂版に収められている由。中国に相当する魚がなく、表わす漢字がないという「かつお」に対する強烈な印象が残ったのでしょう。黄遵憲は「土州、勢州為最佳」(土佐と伊勢のものが一番美味しい)と証言しているので、実は好物だったかも?(一般的な評価を伝聞しただけかもしれませんが)
 ともあれ、こういったものが暖簾になっているのが素晴らしい。この暖簾は欲しい!60年代当時では料理屋には普通にあったのでしょうか?今もどこかにあるかな。読者諸賢からの情報を求む。

霊峰八ヶ岳の麓の八ヶ岳高原ロッジに行ってきました(3)

 霊峰八ヶ岳の麓の八ヶ岳高原ロッジに行ってきました(1) - Cask Strength
 http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20181016/1539682428
 今回の旅のお土産。この熊の木彫りがとてもかわいかった!

 少し微笑んでいる感じがいい。この木彫りの熊の由来については→八ヶ岳高原ロッジ・八ヶ岳高原海の口自然郷

 ??「はじめまして!山から来ました。これからお世話になります。よろしく」(ぺこり)
 六郎「わー!ひょっとしてくまぱらをお探しのくまちーさんですか!?」
 ??「ははは、くまちーではないよ。くまちーは仲の良い友達だけれどもね。名前は『ヒュッテ』といいます。君たちは?」
 太郎「イタヤカエデの森の狐です。私は長男の太郎。あとは順番に、二郎、三郎、四郎、五郎、六郎。あとで柿太郎殿も紹介します。」
 お稲荷さま「私は笠間稲荷の狐です!体が白いのですぐに見分けがつくと思いますw よろしくお願いします!」
 ヒュッテ「こちらこそです。温かく迎えてくれてありがとう!みなさんはここでどんなことを?」
 二郎「ご主人がお仕事の日と雷の日はご主人をお守りし、それ以外のときは人間のマネをして遊んでいますw」
 三郎「山ではどんな暮らしを?」
 ヒュッテ「そうですねー。毎日昼は風と一緒に歌をうたって、夜は寝っ転がって星の数をかぞえていました」
狐たちと熊のヒュッテは、どんぐりのご飯を食べながら、夜遅くまで談笑したとさ。

霊峰八ヶ岳の麓の八ヶ岳高原ロッジに行ってきました(2)

 初日の様子:霊峰八ヶ岳の麓の八ヶ岳高原ロッジに行ってきました(1) - Cask Strength

 とても美味しい朝食をいただいた後に、敷地内の小高い丘を登りながらヒュッテと音楽堂を目指しました。

 紫色の、清楚な花が咲いている!ということで調べてみたらトリカブトでした (^ ^;) 「これは附子というて、あの方の吹く風に当ってさえ、そのまま滅却するほどの大毒な物じゃ」(狂言「附子」)

 現在、耐震工事中。ある意味、こういう現場も今後二度と見られないかもしれませんね。

 雨に洗われて、笹の緑が鮮やかだった。


 音楽堂(上)。ホール(左側)がよく見える建物の裏に回って撮影しました。音楽堂は秩父連峰の男山と天狗山(下)の山容からインスピレーションを得て設計されたとか。

 音楽堂を見下ろすような喬木。珍しい木肌で、何の木だろう?と思っていたのですが、多分、ウリハダカエデ(ウリハダカエデ - Wikipedia)。


 帰路で見かけたこの子もとても珍しい。ヤエガワカンバ。たしかに「八重皮」。なんと、日本では絶滅危惧種!(ヤエガワカンバ - Wikipedia
 キレイに撮影できませんでしたが、野鳥もたくさんいました!よく見かけたのはルリビタキだったのかなー、ゴジュウカラだったのかなー(両方ともこの時期にいるらしい)。鳴き声的にはゴジュウカラのような気がするけれども、わからない。「もうすぐ雨が降るから急ぎなよー」とかそういったことを教えてくれていた。
 さて、こうして命の洗濯の小旅行は無事に終わりましたが、かわいいお土産を買ったのでそれについてはまた明日(イタヤ狐たちに新しい友達ができたよ!)
 【追記】http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20181020/1540047497

霊峰八ヶ岳の麓の八ヶ岳高原ロッジに行ってきました(1)


 ここ数週間、やらねばならぬ仕事が山積し、ストレスは頂点に。これでは本当に死ぬということで、仕事を一時的にすべて放り出して、山に命の洗濯に行ってきました。生き返った。
 八ヶ岳高原ロッジ・八ヶ岳高原音楽堂 公式ページ
 唯一心配したのは天気でしたが、普段のおこないの良さのためか*1、一度も雨に降られず、日が落ちるとキレイに晴れあがって都会では見られない絶景の夜空が・・・!
 ともあれ、初日。JR小淵沢駅小海線に乗り換えて野辺山駅へ。

 この数字、絶対に狙っていただろ・・・w
 それにしても空気の質が全然違っていた。雑味がない、といいますか。

 宿の前で出迎えてくれたのは見事に紅葉したナツツバキ。落ちていた実を拾ってきたので、今度植えてみます。

 さっそくお散歩。ハイキングコース上の「美鈴池」(みすずいけ)に向かう。閑静な別荘地で、建物のたたずまいも素敵でした。


 この時期は葉はもちろんのこと、木の実も美しい。上はナナカマド。下はコナシ(ズミ)。

 八ヶ岳連峰が歓迎してくれたかのように、池に到着したら晴れ間が出た。池を取り囲むカラマツの端正な姿に息を呑む。

 天気が再び悪化しそうな感じだったので宿へ。しかし、冒頭で述べたように夕食後は回復し、晩秋の星空を満喫しました。星空を撮影するためだけにちゃんとしたカメラと三脚を買いたい。冬にまた行くぞ!(八ヶ岳高原ロッジ・八ヶ岳高原海の口自然郷

 翌日(というか今日)は敷地内のヒュッテと音楽堂まで足を運びました。それはまた明日の記事で。
 (余談ですが、海外生活が割と長かったくせに生まれて初めて火かき棒を使いました。火かき棒記念日)
【追記】http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20181016/1539682428 霊峰八ヶ岳の麓の八ヶ岳高原ロッジに行ってきました(3) - Cask Strength

*1:ここは笑うところではありません(真顔)

イタヤ狐が「マツコの知らない世界」に!



 六郎「兄さん!兄さん!大変です!僕らがテレビで紹介されています!」
 太郎「また何を寝ぼけたことを・・・って、おい!!」

マツコの知らない世界 「ぶどう&ご当地民芸品の世界」
生産農家の4代目が紹介する希少ぶどうが続々登場!ぶどうは“種あり”の方が断然おいしい!?また、赤べこ好きのマツコが興奮するかわいらしいご当地民芸品も登場。

http://www.tbs.co.jp/muryou-douga/matsuko-sekai/156/index.html

マツコ「秋田のやつシュールねー。凄いねこれ、凄い破壊力だわ!これちょっと気になるわ!」

(↑35:00あたり)

 二郎「マジかよ・・・!」
 三郎「遂に全国デビュー・・・おい、誰かはやくご主人と柿太郎殿にもお知らせしろ!」

マツコ「静かな感じの破壊力すごい」

 四郎「このおばさん?みたいな人、とても気に入ってくれている!」

マツコ「でもそばに置きたいのはこっち(マモ笛)かも」

 五郎「あちゃーw」
 六郎「今度このマモ笛さんにもお会いしたい!」

(そして、茨城県のところでこの子もちらっと映っていた!)