火の起原の神話

 「積読解消プロジェクト」。年末に読み始めて、年始の最初の読書がこれ。

火の起原の神話 (ちくま学芸文庫)

火の起原の神話 (ちくま学芸文庫)

 岩波文庫版『金枝篇』を通読したのが大学一年生のとき。またフレイザーの著作を読むことになるとは。

「彼が最初に火を持っていった場所の一つは、ヴァンクーバー島の北端で・・・」

 個人的に懐かしく思ったのは第13章「北アメリカ」でして、カナダの先住民に伝わる、烏(ワタリガラス)が日光を盗む神話が紹介されているのですが、

昨年4月のカナダ・アメリカ巡業の際に購入した、"The Raven Steals the Light" に収録されているハイダ族(Haida)の説話で読みました!本書は序文クロード・レヴィ=ストロース。ビル・リード氏のイラストも大変素晴らしいです。
 ハイダの物語については、『火の起原の神話』289〜291頁を参照。

『祭暦』

 訳者あとがき(362頁)

 一九二九年、『金枝篇』によってすでに名声世界にゆきわたっていたフレイザーも老境にさしかかっていたが、フレイザーの「学究生活の頂点を示すもので、ほぼ間違いなく、彼のもっとも優れた著作」とアッカーマンが評するオウィディウスの『祭暦』の翻訳が出版された。インド=ヨーロッパ比較神話学の巨匠ジョルジュ・デュメジルが心酔した著作である。(中略)
 オウィディウスの『祭暦』は、注釈なしでは読むことはできない。フレイザーは学識と気力のすべてを注いでこれを完成したのである。

 こうして、「読みたい本リスト」は長くなる一方なのです・・・w