マーチS 高松宮記念・結果 付・ドバイミーティング結果

 中山のダート重賞は鮫島厩舎の親子丼に。
   1 (4)マコトスパルビエロ
   2 (6)ナニハトモアレ
   3 (3)シビルウォー
   4 (1)モンテクリスエス
   5 (14)マルブツリード
天候:曇 ダート:稍重
優勝タイム:1.51.7(以下、2 1/2・3/4・アタマ・クビ) ハロンタイム:12.3 - 11.8 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 12.6 - 13.3 上がり3F:38.1
 マコトスパルビエロの完勝でした。おめでとう〜。体には張りがあって充実感が漂っていましたね。JBCクラシックではヴァーミリアンの2着、好レースだった先日のダイオライト記念でも3着と安定感は抜群。これでブライアンズタイム産駒は18年連続重賞勝ち。サンデーに並ばれていましたが、また一年突き放しました。母父としても近年はブルーコンコルドエスポワールシチーを出していますし、もう25歳になりましたがこれからも日本競馬界を支えていってほしい。
 2着と3着は重賞初挑戦組。素質はもとより高く、ようやくここまで辿りついたという感。
 この平坦小回り中京コースでは最後となる高松宮記念。各馬それぞれ持ち味を発揮して、それほど厳しい内容ではなかったですが、記憶に残るレースにはなりましたね。
   1 (1)キンシャサノキセキ
   2 (6)ビービーガルダン
   3 (3)エーシンフォワード
   4 (4)サンカルロ
   5 (2)アルティマトゥーレ
天候:曇 芝:良
優勝タイム:1.08.6(以下、ハナ・クビ・クビ・ハナ) ハロンタイム:12.0 - 10.4 - 11.1 - 11.4 - 11.4 - 12.3 上がり3F:35.1
 キンシャサはGI7回目の挑戦で遂に初優勝。もう7歳ですが、南半球の遅生まれ(よって父名表記は Fuji Kiseki)で体はまだ若く、晩成の血統も手伝ってようやくその素質を開花させました。本当におめでとう〜。重賞3連勝の後でここにピークを持ってくるのは大変だったと思いますが、関係者の努力にも頭が下がります。
 ビービーガルダンスプリンターズSに続いてまたもやハナ差惜敗・・・今回は脚色が良くて最後交わしたかのように見えただけに悔しさもひとしおでしょう。でも苦手とされる左回りを克服してのこの結果ですから、秋の再挑戦が楽しみ。
 アルティマトゥーレも最後キンシャサに並びかかるような勢いだっただけにスタートの躓きが実にもったいなかった。良い仔を産んで、この舞台に送りだしてあげたい。


 さてドバイミーティングは結局シーマクラシックのブエナビスタの2着が最高。ビデオを観ましたが、ブエナビスタは直線で前にいる馬がフラフラしていたのに邪魔されて前に出るのが遅れた・・・ペリエを責めることはできない。でも悔しい。レッドディザイアはスミヨンを乗せた段階で勝利はほぼ諦めましたがw グロリアスノア(4着)は大健闘と言って良いでしょう!矢作・小林ペアを応援する盟友A氏の祈りが通じたか。「騎手はうまく騎乗してくれました」という矢作師の温情あるコメントに小林Jはいつかきっと大きな仕事で恩返しをするはず。
 ゴドルフィンマイルの勝者は Calming Influence(愛。父King's Best 母Idilic Calm。母父Indian Ridge)。Kingmamboの血統はどの国でも孫の代までよく走る。
 ゴールデンシャヒーン(ローレルゲレイロは4着)の勝者は Kinsale King(米。父Yankee Victor 母Flaming Mirage。母父Woodman)。Yankee Victor号はSaint Ballado産駒。
 デューティーフリーの勝者は Al Shemali(英。父Medicean。母Bathilde。母父Generous)。Medicean号はMachiavellian産駒。
 シーマクラシックの勝者は Dar Re Mi (英。父Singspiel。母Darara。母父Top Ville)。去年のブリーダーズカップターフで3着と好走。面白い馬名だと思っていたら、馬主はアンドルー・ロイド・ウェバーではないですか!
 ワールドカップの勝者は Gloria De Campeao(伯。父Impression。母Audacity。母父Clackson)ブラジル産の馬が快挙!南米諸国はInvasor号を出したりとか近年目覚ましい活躍をしていますね。日本はまだまだ二流ですね。