日経賞 中山牝馬S・結果

 福永が阪神の10・11・12競走で2・1・1着、1着はともに重賞という快挙。人気を裏切らないという手綱捌きも大したものですが、中山牝馬Sでは10番人気馬を重賞初制覇に導いたわけですから、今回は手放しで褒めていいですね。おめでとう〜。
   1 (1)トゥザグローリー
   2 (2)ペルーサ
   3 (3)ローズキングダム
   4 (6)マイネルキッツ
   5 (8)エーシンジーライン
天候:曇 芝:良
優勝タイム:2.25.4(以下、2 1/2・1/2・1 3/4・クビ) ハロンタイム:12.6 - 11.4 - 13.4 - 12.9 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 10.8 - 11.4 - 12.3 上がり3F:34.5
 それにしても阪神外回りの2400メートルはレース全体が長く感じられますね。
 トゥザグローリー京都記念の時にすでに「成長著しい」と述べましたが、今日も危なげない圧勝に終わり、完全に本格化しました。ドバイ遠征をしなかった古馬のなかでは間違いなく五指に入る実力を備えている。おめでとう〜。
 ペルーサは出遅れもせず、少頭数で競馬しやすかったはずですけど、勝ち馬とはいかんともしがたい実力の差があった。ローズキングダムは展開のアヤもあったかもしれませんが、前走以降、直線であまり伸びずに少々詰めの甘い面を見せています。
 中山牝馬S三連単が224万馬券に!本当に誰が当てるんだこういうレース・・・格上挑戦のレディアルバローザは人気なさ過ぎると感じましたが(予想では△つけました)。しかし、勝つところまで行くとは想像していませんでした。勝ち鞍は全て1600メートル以下だったので。低人気を覆しての優勝、おめでとう〜。笹田師も重賞初勝利ですね!
   1 (10)レディアルバローザ
   2 (14)フミノイマージン
   3 (13)コスモネモシン
   4 (9)ディアアレトゥーサ
   5 (18)バイタルスタイル
天候:曇 芝:良
優勝タイム:1.45.4(以下、2 1/2・3/4・1 1/4・クビ) ハロンタイム:12.1 - 10.6 - 11.5 - 11.6 - 12.1 - 11.8 - 11.2 - 12.1 - 12.4 上がり3F:35.7
 余談ですが優勝馬は名前もステキだ。アルバローザはイタリア語で「バラ色の夜明け」とのこと。
 2着も軽ハンデの伏兵フミノイマージンが入線。切れ味勝負ではレディアルバローザが一枚上でしたが、これくらい出来れば展開の助けさえあれば重賞でも何とかなるということがわかりました。ところで、母シンコウイマージン号は Northern Dancer 2 x 4、Delta Judge 3 x 4、Native Dancer 4 x 4 x 5 という、一瞬目を疑うほどの近親交配馬。こんなのはゲームでも見かけません。産駒の健康大丈夫なのでしょうか。
 前半は速く流れましたが消耗戦になったというわけでもなく、スピードの裏付けがあったはずの人気馬が軒並み撃沈したのは不思議です。