「日本随筆大成 総目次・索引」
【2020年2月7日】以下、リンク切れが起きていました。 https://www.academia.edu/10468075/Table_of_Contents_and_Index_to_Nihon_Zuihitsu_Taisei と
https://www.academia.edu/10468146/Table_of_Contents_and_Index_to_Zoku_Nihon_Zuihitsu_Taisei
をご利用ください。
「日本随筆大成 総目次・索引」という便利なレファレンスツールがペンシルバニア大学図書館のサイトにアップされている事実を今さらながら教わりました。
http://www.library.upenn.edu/docs/collections/japan/_NihonZuihitsu-j.pdf ←マイケル・ウィリアムス、アルバン・コジマ編「日本随筆大成 総目次・索引」
http://www.library.upenn.edu/docs/collections/japan/_ZokuNihonZuihitsu-j.pdf ←マイケル・ウィリアムス、アルバン・コジマ編「続日本随筆大成 総目次・索引」
今までは、正編に関しては『日本随筆大成の栞』に付された書名索引を利用していました。
- 作者:
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 1977/10
- メディア: -
(全40頁の手軽な小冊子。索引も4頁分)
実際のところ、「日本随筆大成 総目次・索引」よりもこちらの方がずっとはやく検索できるとは思いますが。
ただ、ウィリアムス、コジマ両氏の索引が便利なのは、何期何巻にどの作品が収録されているかという情報だけでなく、新旧それぞれの版でその作品が何頁から始まっているかを示している点にあります。これがあると太田為三郎編『続日本随筆索引』の利便性が向上するのです。
『続日本随筆索引』を引いて出てきた作品が日本随筆大成所収のものであった場合、そこに示されている頁数は旧版での頁数なので、新版の頁とは対応していない。しかし、ウィリアムス、コジマ索引を見て新旧版での頁の差数分を増減すれば、新版での該当箇所が探しやすくなるということになります。(太田為三郎編『日本随筆索引』の方は、そもそも日本随筆大成を底本に使っていないのでご注意を)
しかし、これもまた実際のところ、よほどの急ぎの調べ物でない限り、「略見当のつかぬ事もないし」(太田為三郎編『日本随筆索引』「訂正増補始末」2頁)、そこまで真剣に計算しなくてもいいとは思います。それに、該当箇所を探しているうちに別の面白い記事を目にして思わぬ発見があるかもしれませんし。随筆を読む楽しみはそこにありますよね!