散歩中に「石敢当」(セキガントウ/イシガントウ)に出くわした

 近所をお散歩していたら「石敢当」を置いている御宅が・・!貝殻があることにも要注目。沖縄あるいは九州ご出身の方でしょうか(勝手に撮影して申し訳ありません)。

 白状しますと、石敢当のことは帰宅後にちゃんと調べるまで何も知りませんでした。
 石敢當の設置の傾向と対策 - 沖縄B級ポータル - DEEokinawa(でぃーおきなわ)
 ほお!なお、『中国神話・伝説大事典』はかなりの紙幅を割いて説明をしている(「石敢当」の三字を石に彫ることは唐代に始まったことになる」『茶香室叢鈔』)のに・・・もっと勉強します。
 ちなみに山形県の有形民俗文化財に指定されている石敢当に対して「東北地方ではきわめて珍しい」とのことですから(山形の文化財検索サイト「山形の宝 検索navi」)、北限はそのあたりなのでしょう。今回発見した我が坂東の石敢当も、何千年後に考古学者に発掘されたら、九州勢力東征の証拠、とか言われるのかなw
 『日本大百科全書』は少し興味深いことを言っていて、

イシガントウは、「石敢当」の湯桶読みであるが、中国語音のshih-kan-tangからの転訛(てんか)かともいう。

 なるほど、これは湯桶読みではない可能性がかなりありますよ。