2017-01-01から1年間の記事一覧

ボイセンベリーの実

【収穫】 果実は2年目の枝に付く。赤い実が深紫色になったら食べごろ。 https://boysenberry.stores.jp/items/56ef860e2b34925a90000145 とのことなので、今年ずっと期待していた我が家のボイセンベリー君(今週のお題「植物大好き」 - Cask Strength)。 5…

柿太郎の花が咲いたよ!

なにしろ昨年我が家の柿太郎が結実してくれたので(柿六年 - Cask Strength)、今年は細心の注意を払って見守っていたのですが、よかった、花を咲かせている! 今年もいっぱい実りますように! そういえば、柿の花は古典でもほとんど題材にならないのですが…

オレ的「これだけは揃えておきたい岩波現代文庫」

https://www.amazon.co.jp/dp/4002052400 「これだけは揃えておきたい岩波現代文庫(39点40冊セット)2017」に含まれているのは一体何なのか・・!?その詳細については何も書かれていないが、こんなので注文しようとする人がいるのか?大丈夫かアマゾン・・!…

オダマキ

オダマキが咲いていたよ! この深い青紫色のものが一番好きかも。 ところで和歌に出てくるオダマキ(たとえば、「谷深く立つをだまきは我なれや思ふ心の朽ちてやみぬる」『狭衣物語』、など)は、この草のことではなく、立ち枯れの木のことをそう呼んだらし…

本棚メモ

メディア: この商品を含むブログを見る中国史書入門 現代語訳 隋書作者: 中林史朗,山口謠司,池田雅典,大兼健寛,洲脇武志,田中良明出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2017/05/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る古代地名の…

スズラン

庭では多くの草木が春を謳歌して花を咲かせていますが、せっかくなので新顔をご紹介いたします。 ――rose of Sharon, and the lily of the valleys そうです、地植えです。そう言うとスズランの(猛烈な繁殖力の)ことをご存じの方は「ちょっと再考を・・・」…

本棚メモ

御無沙汰しました。歴史のなかの東大寺 (東大寺の新研究)作者: 栄原永遠男,佐藤信,吉川真司出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2017/04/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る萬葉語文研究第12集作者: 萬葉語学文学研究会出版社/メーカー: 和泉…

ブログデザインを変更しました

ここ何年もずっとカクレミノ(?)の黄葉をモチーフにしたものを使い続けていたのですが、さすがに季節に合わないものを使い続けるのもいかがなものか、という感じもするので、春らしいテーマ(Hatena_flower2-green)にしてみました! まあ、スイセンも間も…

OCRのミスが放置された例

たとえば、著作集や全集を作る際に初出の著作をOCRで読ませて校正・編集する、ということもだんだん普通になってきているとは思うのですけれども・・・ (「辞書史と片仮名」、『築島裕著作集 第三巻』汲古書院、2016年。66頁) これもその一例でしょうか*1…

本棚メモ

日本語書記用文体の成立基盤 (表記体から文体へ)作者: 乾善彦出版社/メーカー: 塙書房発売日: 2017/03/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る論集 古代語の研究作者: 蜂矢真郷出版社/メーカー: 清文堂出版発売日: 2017/03/31メディア: 単行本…

本棚メモ

参考図書解説目録2014-2016作者: 日外アソシエーツ出版社/メーカー: 日外アソシエーツ発売日: 2017/03/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る東アジア仏教の生活規則 梵網経 最古の形と発展の歴史作者: 船山徹出版社/メーカー: 臨川書店発売…

『口訳万葉集(上)』

口訳万葉集(上) (岩波現代文庫)作者: 折口信夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/03/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 折口信夫『口訳万葉集』が岩波現代文庫に入りましたが、その「解説」は、いかがなものか。 最高に純粋だった。と…

本棚メモ

古代語の謎を解くII (阪大リーブル058)作者: 蜂矢真郷出版社/メーカー: 大阪大学出版会発売日: 2017/03/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見るうつほ物語論: 物語文学と「書くこと」作者: 武藤那賀子出版社/メーカー: 笠間書…

本棚メモ

日本霊異記の罪業と救済の形象作者: 大塚千紗子出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2017/03/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る唐代仏教美術史論攷: ――仏教文化の伝播と日唐交流――作者: 大西磨希子出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2017/03/…

アネモネ

ほとけのざ(ほとけのざ - Cask Strength)に続いてキレイに咲きだした庭の草花は、ハナニラ。 ここらへんは常連ですが、今年は新顔がいますよ。昨秋に球根を植えたアネモネです! 今週末(3/11)は中山競馬場で、桜花賞の前哨戦の一つであるアネモネステー…

本棚メモ(3)

昨日の続きです。経典釈文論語音義の研究 (創文社東洋学叢書)作者: 高橋均出版社/メーカー: 創文社発売日: 2017/03/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る親孝行の江戸文化作者: 勝又基出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2017/03/06メディア:…

本棚メモ(2)

昨日の続きです。近世初期『万葉集』の研究: 北村季吟と藤原惺窩の受容と継承 (研究叢書)作者: 大石真由香出版社/メーカー: 和泉書院発売日: 2017/02/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る節用集と近世出版 (研究叢書)作者: 佐藤貴裕出版社/…

本棚メモ(1)

3回に分けます。(毎度のことながら年度末は学術書の刊行ラッシュ)古代飛鳥の都市構造作者: 相原嘉之出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2017/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る華厳教学成立論作者: 織田顕祐出版社/メーカー: 法藏館発売日…

白い沈丁花

近所で白い沈丁花が咲いていたよ。 我が家の沈丁花が枯れてしまってからはや数年。春になり、あの芳香が辺りを漂うとやはりうちの木を思い出す。 知らなかったけれども、伝統的な花言葉は「栄光」(glory)とか、そういったものだそうだ。また植えてみようか…

1963年以前にも「厩戸王」の用例はある

指導要領改定案の問題点:「厩戸王」は戦後に仮に想定された名、「うまやどのおう」も不適切【訂正・追加】 - 聖徳太子研究の最前線 私も「厩戸王」に変更するという試みには首をかしげるほかありません。それを言いだしたら、天皇の漢風諡号はアウトですし…

本棚メモ(2)

昨日の続きです。堀景山伝考 (研究叢書)作者: 高橋俊和出版社/メーカー: 和泉書院発売日: 2017/02/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る篠屋宗〓とその周縁―近世初頭・京洛の儒生作者: 長坂成行出版社/メーカー: 汲古書院発売日: 2017/02メ…

本棚メモ

今日と明日の2回にわけます。史料学遍歴作者: 東野治之出版社/メーカー: 雄山閣発売日: 2017/01/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る仏教史研究ハンドブック作者: 佛教史学会出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2017/02/15メ…

本棚メモ

新訳 往生要集 上: 付詳註・索引作者: 源信,梯信暁出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2017/02/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る新訳 往生要集 下: 付詳註・索引作者: 源信,梯信暁出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2017/02/13メディア: 単行…

少し困る影印本

CiNii 図書 - 京都国立博物館蔵『本朝文粋巻第六』 ; 大谷女子大学図書館蔵『新撰字鏡類韻』 拝読にあたってパラパラとめくったところ、また軽い違和感が・・・ なんとはなしに、読みづらくありませんか(頁数と行数に注目)?そう、これはあの時感じた違和…

本棚メモ

治天のまなざし、王朝美の再構築: 鎌倉・南北朝時代作者: 伊藤大輔,加須屋誠出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2017/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る中国文化財図鑑 第6巻 文房具作者: 中国国家文物鑑定委員会,亀澤孝幸出版社/メ…

本棚メモ

漢書注釈書研究作者: 洲脇武志出版社/メーカー: 游学社発売日: 2017/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る坂東の成立: 飛鳥・奈良時代 (古代の東国)作者: 川尻秋生出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2017/01/31メディア: 単行本この商…

本棚メモ

『大乗起信論』を読む作者: 竹村牧男出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2017/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る竹簡学入門―楚簡冊を中心として作者: 陳偉,湯浅邦弘,草野友子,曹方向出版社/メーカー: 東方書店発売日: 2016/12メディア: …

ほとけのざ

庭を見てみたら、ホトケノザの花が。だいぶ早いような気がしますね! (花ではなくて、後ろの葉にピントが合っちゃった^^;) ・・といっても、あの春の七草の「ほとけのざ」ではない。春の七草の一つとして食用にしているのはタビラコで、しかも、本来はオ…

本棚メモ

しばらく更新していませんでしたが、再開します。昨年後半はほとんど本を買えませんでした。まあ、いくつか高額図書を買っていたから、なのですが・・・ 今年はとある事情があって、ちょこちょこ買い足していきたいですね(基本図書の副本を含めて)。唐代伝…

あないみじ、これを人に見せばや

ここ数日の冷え込みでミセバヤ(思ひ知る人に見せばや - Cask Strength)もすっかり紅葉しました。 あないみじ、これを人に見せばや・・(『栄花物語』ころものたま) ↓一週間くらい前まではまだ緑も残っていたので、真冬の寒さを実感しますね。