馬関連トピックス

今週話題を独占しているのは、なんといっても、JRHAセレクトセール。史上最高の取引額を記録したとか。今年は、「夜の勤め」に興味を示さなかったことで種馬失格の烙印を押されかけた(涙)ウォーエンブレム号の子供たちの姿がありますね。応援したい。
一日目の様子はコチラ→http://www.jrha.or.jp/jpn/03/sokuhou1.html
二日目はコチラ→http://www.jrha.or.jp/jpn/03/sokuhou2.html
初日。ラインクラフトの弟にあたるマストビーラヴド05(牡、父シンボリクリスエス)が21000万円ですか・・・。いやはや。繁殖に回った父親の評価がまだ定まっていない段階で、これはちょっとハイリスクですね。血統だけなら、フェアリードール05(牡、父アドマイヤベガ)の方がはるかに皮算用できますよ(17000万円なら妥当)。Giant's Causeway 産駒(イリジスタブル05、牡、5200万)があまりつかなかったのは意外かな。牝馬なら、シンコウラブリー05(牝、父シンボリクリスエス)に期待(5100万円)。
二日目。全体的にアグネスタキオン産駒の落札価格が高いですね。ビワハイジ05(牡、父アグネスタキオン)が12500万円。ちなみに、現役の半兄アドマイヤジャパンの父はサンデーサイレンス。つまり、この兄弟は、父が親子の関係。馬の世界では珍しいことでもないけど、書き出してみると、一瞬「ん?」と思ってしまうのは人間の証。
ちなみに、億超えをしたタキオン産駒はもう二頭。クイーンモード05(牡、父アグネスタキオン)の15000円は、ややバブリーで過大評価。初日に出品された、ハイアーゲームの弟にあたるファンジカ05(牡、父アグネスタキオン)のほうが安かったんですね(12000万円)。二日目のホワイトウォーターアフェア05(牡、父アグネスタキオン)にも、少し割安感が(9000万円)?
それから、ローザロバータ05(牡、父 Vindication)が19000万円とは。落札者の(株)ダノックスは初日もマストビーラヴド05を買っていますし・・・ゲスな話ですが、予算はどれくらい用意したのでしょうか。ちなみに、ローザロバータ自身は、イシノサンデー号の近親になります。父である Vindication 号についても、贅言は要さないでしょう。2歳時の4戦4勝で引退してしまった、米国版「幻の三冠馬」。父が外国の種牡馬ということでいえば、Empire Maker 産駒の、ミズストライクゾーン05(牡)も、億の大台に乗りました。そういう意味では、落札額は低かったデゴッドドーター05(牡)の父 Forestry 、こちらは米国ですでに実績を残している種牡馬ですから、こういうのが狙い目ではないかと。
ほかにも、スマイルトゥモローの子供(牡、父ブライアンズタイム)など、いろいろと目玉商品がありました(オレンジピール05の欠場は惜しい)。詳しくはサイトを御覧下さい。