次に狙う馬――レイナクーバ
この「狙馬」シリーズで推していたブラボーデイジーが中山牝馬Sに出走!私のアドバイス通り(?)、牝馬相手のハンデ重賞に格上挑戦ということになり、注目していました。最後の直線では良い脚を見せましたね〜。結果は、掲示板を惜しくも外す6着。どうやらゴール前の坂が堪えたようで、これが京都などの平坦コースならばもっと上位に食い込めたのではないでしょうか。ともかく、同厩2頭出しのうち、人気も実績も上だったザレマ(4着)とタイム差なし(クビ+アタマ)でゴールしたのは誉めてあげたいと思います!
さて、今週もスタッドジェルラン(中京日曜10R3歳500万下、1着)やピサノカルティエ(中山日曜9R3歳500万下、1着)などの逸材が出世しましたが、ともに元来注目を集めていた馬。そういうわけで、これらを措いて紹介したいのは、アネモネS(中山土曜10R)に出走したレイナクーバ(父アグネスタキオン、母父 Kingmambo、祖母 Famous Digger)です。
2着のアンプレショニストとは僅かにハナ差。
このほんの数センチの違いで桜花賞出走への道を断たれました・・・。しかし、新馬戦を勝ちあがったばかりのキャリア2戦目とは思えない完成度の高さ。大外枠と道悪という悪条件のなかでの3着ですからね。次走の条件戦かオークストライアルで狙ってみたい。
レイナクーバの祖母の故 Famous Digger 号は米国GIである Del Mar Oaks などを勝った名牝で、引退後は日本に輸入。大種牡馬 Kingmambo 号との交配で初仔となるキューバリブレ号(レイナクーバの母)が誕生しますが、キューバリブレを出産した18日後の2000年4月20日に Famous Digger はこの世を去ってしまいます。気の早い話ですが、この良血の血統を後世に伝えるというのもレイナクーバにとっての重要な使命です。