目黒記念 金鯱賞・結果

 目黒記念天皇賞馬が出走したりと、名前だけ見たらそれなりに豪華なのですが、その実「過去の実績はあるけど近走ぱっとしない」メンバーの争いで例年通り難解なレースに。
 かたや金鯱賞は、実績・実力兼ね備えた馬がやはり強かったね〜、というレース。ぐちゃぐちゃの馬場だったと思うのですが、全然関係なかったもん・・・
   1 (7)キングトップガン
   2 (1)ハートビートソング
   3 (6)ヤングアットハート
   4 (4)トレイルブレイザー
   5 (5)マカニビスティー
天候:雨 芝:稍重
優勝タイム:2.32.5(以下、クビ・1/2・クビ・ハナ) ハロンタイム:7.0 - 10.9 - 11.0 - 12.4 - 12.7 - 12.4 - 12.1 - 12.3 - 12.4 - 12.6 - 11.4 - 12.1 - 13.2 上がり3F:36.7
 最近ようやく調子が戻ってきた横山Jが8歳馬のキングトップガンを重賞初制覇に見事に導きました!本当におめでとう〜。重賞では3年前の本レースの6着が最高順位で、掲示板にすら今まで乗ったことのない馬が金星を上げ、関係者は大喜びしていることでしょう。2桁着順も合計12回と、順調ではない競馬人生。でも諦めずに良かったですね。もちろん軽ハンデと道悪に助けられたことは間違いないのですが、ずっと逃げ馬をマークする格好で周回し、最後も力尽きそうになりながらも頑張ったのは立派です。
 ハートビートソングは絶好調の上がり馬(前走の1600万下条件戦の内容が素晴らしかった)だっただけにこの敗戦はもったいないですけど(もう少しだけ位置取りが前だったら・・)、ようやく本格化したと言って良いでしょう。
 3着ヤングアットハートはシンゲンの半弟。こちらもクラス慣れしたかな。トレイルブレイザーは良馬場でやらせてあげたかった。
 それにしても2〜5着は4歳馬が独占ということで、本当に層が厚いですね。一方、上述の「近走ぱっとしない」面々は、本当にピーク過ぎたかもしれませんね。
   1 (1)ルーラーシップ
   2 (2)キャプテントゥーレ
   3 (3)アーネストリー
   4 (11)ホワイトピルグリム
   5 (9)アンライバルド
天候:雨 芝:不良
優勝タイム:2.02.4(以下、3/4・2 1/2・3・1 1/4) ハロンタイム:12.6 - 11.4 - 12.6 - 12.8 - 12.4 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 12.8 上がり3F:36.3
 ルーラーシップが大きく出遅れた時は「ルーラーシップの勝ちは消えた」と皆思ったでしょうし、4コーナー回った時点でキャプテントゥーレはまだ手ごたえ十分で、これはキャプテントゥーレアーネストリーの一騎打ちだと、これまた誰もが思ったでしょうが、戦慄のドラマは直線で待っていた。
 向こう正面までずっと最後方だったルーラーシップが持ったままで3コーナーから4コーナーにかけて大外を捲り、直線では体全体を大きく使った力強いフットワークでキャプテントゥーレを強襲すると、簡単に抜き去ってしまった。この馬、こんな下品な大跳びの馬でしたっけ?w とにかく驚きました。おめでとう〜。超の上に超がつく良血馬が遂に完全に覚醒したようです。ゲームでいえば、ラスボスの第二形態くらいw いや、第二形態はGIを勝ったときかな。宝塚記念では十分なチャンスがありますよ!
 キャプテントゥーレはゴール前まで勝利を確信していたでしょうから、これはもう脱帽するしかない。でも、大問題だった不良馬場でこの結果ですから全く悲観するにあたらない、むしろ負けてなお強しでした。アーネストリーにしても7ヵ月ぶりの実戦で、これまた苦手な渋った馬場で3着に入るあたりはさすが。宝塚記念は条件好転で、本当にどうなることやら。
 5着アンライバルドの善戦にも感動。久々でちょっとイレ込みがあったみたい。