みどりの日 付・「今上天皇」のこと

 「みどりの日」といえば4月29日だったのですが、それが祝日法の改正で「昭和の日」になってなくなっちゃったのかな?と思いきや、5月4日に移ったのですね。良かった良かった(何が?w)。
 Wikipedia によると、

 2006年8月8日の閣議決定により「みどりの日」には国公立公園の無料開放を行うほか、地方公共団体及び一般の協力を得て、国民が自然に親しむための各種行事等を実施することとされている。
 また、この日には普段は青色で印刷される毎日新聞の題字が緑色になる。

だそうです。


 どうでもいいけど、「みどりの日」の項目を読んで気づいたのですが、Wikipedia では「今上天皇」という項目を立てているんですね。「今上」の「上」は天子を意味しますから、「今上天皇」だと「今の天皇天皇」という表現になってしまって、「乱れた日本語」撲滅原理主義派の人々はきっと受け入れないでしょう。
 とはいえ、例えば明和七年(1770年)刊行の辞書『永代節用大全無尽蔵』などには「今上皇帝」と出てきますから、俗用の歴史は長いです。だから実際に使う場合はあまり気にするな、というのが私の意見ですが、辞典的な項目としてはやはり「今上」を用いるのが筋かもしれません。