札幌2歳S・結果

 変則スケジュールで同週に2歳重賞が3つ開催するという珍事。日曜におこなわれる新潟2歳Sとともに、この札幌2歳Sもすっかり出世レースとして定着しましたが、今年は例年より一か月ほど早い開催。これが2歳馬勢力図を描くのにどう影響を与えるか。
 まあ、優勝したサンディエゴシチーの素質の高さは疑いようがないですけど!
   1 (3)サンディエゴシチー
   2 (4)モズ
   3 (6)アーバンウィナー
   4 (1)ダノンパッション
   5 (11)ポップコーン
天候:曇 芝:良
優勝タイム:1.49.7(以下、1 1/2・クビ・クビ・2 1/2) ハロンタイム:12.4 - 11.6 - 12.2 - 12.6 - 12.9 - 12.6 - 12.1 - 11.7 - 11.6 上がり3F:35.4
 サンディエゴシチー新馬戦で破ったラブキーセキは次走を圧勝、前走のクローバー賞は24キロという体重増でありながら問題なく勝ちあがり、というわけで、体が絞れたここでは力が違いました。おめでと〜。父マンハッタンカフェ。母父 Rahy という血統。距離伸びても問題なさそうですし、スピード勝負にも対応できそうなマルチタレント型のような印象です。
 モズはスタートがあまり良くなくて自分の形に持っていくことができなかったのですが、最終コーナーで早めに動いてからしぶとい脚を見せました。最後は差をつけられてしまいましたが、良い粘りでしたよ。これくらいの距離が合っているのでしょう。次も期待できそうですね。ゴールドティアラ号の甥という血統も魅力的。
 ダノンパッションは4着に敗退。武豊がまた例のようにいらない口三味線を弾いたことで人気を集めたようですが、ちゃんと道中折り合ったにもかかわらず後ろから来たアーバンウィナーを差し返せないあたり、ちょっと過大評価だったのでは。アーバンウィナー(トーセンシャナオー号の半弟、シャドウスケイプ号のいとこ)は良い馬だと思います。展開の助けが必要ではありますが。