はやぶさの歌

 昨日NHKで、はやぶさの話をしていまして、科学技術に関心のない母も目を潤ませていました・・・。
 もう間もなく地球に戻ってきますね!
 JAXAのサイトを見ていたら、こんなものが。

皆様からの応援メッセージで時々和歌が寄せられることがあります。
何れも秀作で感心していたら、運用室にある日こんな和歌が貼られていました。
われゆかん かがやきうるむ あおきほし てがかりかえす ついのひとかけ
吾 行かん 輝き  潤む  碧き 星  手がかり孵す  終の ひと駆け

http://www.isas.jaxa.jp/home/hayabusa-live/?itemid=517

 私は歌才は全くありませんし、自作を日ごろ披露するほど厚顔無恥でもないのですが、稚拙な歌であっても真心さえあればそれもまた歌ですよね(多分)!
 はやぶさに二首捧げます。類想の連作ですが。第一首ははやぶさになりかわって詠みます。

はやぶさは 人にあらなくに 夜もすがら 心を寄すと われを待つらむ

――わたしは(実態としても、その名前からしても)人間ではないのに、「一晩中、心を寄せています」とてわたしを待っていてくれているのか。

君見ずや 旅の雲路に 久くあれば 心空なり 君待ちがてに

――君も御覧になったでしょう。君の宇宙の旅がもう随分長くなったので、私の心は空にあります。君を待ち切れなくて。
 ク語法があったり、「夜(よ)」と「寄(よ)す」が響きあったり、なんか万葉調と古今調の折衷みたいになってしまいましたが・・・w 手習いの段階というのはこういうものですw