星取り勘定

 それにしても良い試合でしたね!後半、おそらく同じ時刻に日本中で悲鳴を挙げたシーンが一箇所あったでしょうけどw はやぶさのニュースに続いて久々の明るい話題。
 歴史を振り返って。1997年10月5日朝日新聞の一面。

加茂周監督を更迭 後任に岡田武史コーチ サッカー日本代表

 【アルマトイカザフスタン)4日=田中基之】サッカーのワールドカップ(W杯)フランス大会アジア地区最終予選のため、当地入りしている日本サッカー協会長沼健会長は四日夜、この日のカザフスタン戦の引き分けを受けて、緊急幹部会を招集、加茂周監督(五七)を更迭し、後任に岡田武史コーチ(四一)の昇格を決め、発表した。悲願のW杯初出場を目指す日本は同日のカザフスタン戦に引き分けて、前半戦の4試合を1勝1敗2分けの勝ち点5にとどまり、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)に次ぐ三位と出遅れ、予選突破は苦しい状況となっていた。
 今回の更迭劇は低迷する日本代表の流れを変える強行手段の狙いがある。
 加茂監督は一九九四年十二月に就任した。

 日本代表監督に初就任から13年。岡田監督が遂にW杯の初勝利を挙げた。フランスW杯での忘れ物をようやく取り戻したということで、万感の極みでしょうねぇ。そして、日本は、W杯予選リーグは毎回「1勝1敗1分」で突破というのが目標みたいになっていて、今までの結果はみなさん御承知の通り。今回は国民ですら多数が「3戦全敗」を予想していただけに、「1勝1敗1分」が急に現実味を帯びてきた。我が代表もようやくここまで成長したのか(遠い目)。
 我々は日本のことばかり考えますが、他の3チームに与えた衝撃は計り知れない。なにしろ我が国は「勝ち点3を計算できる相手」だったのですから・・・。デンマークカメルーンはいきなり崖っぷちなわけで、こんなはずではなかったと思いながら土曜を迎えることでしょう。