ショウリョウバッタ(精霊バッタ)
結構大きいショウリョウバッタがいたよー。
材木の上で一休み。
名前の由来を調べたところ、『日本国語大辞典』は「精霊(しょうりょう)の名は、盆のころに墓地でよく見られるところからという」(ただし、語源説欄にはこの説は見られず、『言元梯』の「セヲレバッタ(背折螇蚸)の義」というのを挙げる)、wikipediaには、
俗説で、8月の旧盆(精霊祭)の時季になると姿を見せ、精霊流しの精霊船に似ることから、この名がついたと言われる(同様の命名にショウリョウトンボがいる)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%BF
知らなかったー。なお、wikipediaは続けて、
また、オスメスの性差が非常に大きく、別の名前が付くくらい違って見えるので「天と地ほども違う」という意味の「霄壤」から、ショウジョウバッタ(霄壤バッタ)と呼ばれる。
と述べるのですが、これは存疑。「猩猩」(しょうじょう)ではないのかな?
それにしても不勉強なもので「霄壌」という言い回しは知りませんでした。天地という本来の義から転じて非常に隔たりのあるという比喩表現になったわけですね。「雲泥」の類義語ということかな。辞書を引いたり、検索をしてみても古い用例は見つかりませんでした ←知らなかったことの言い訳w
猶秦越人之相視肥瘠者、実霄壌矣。
(道元『永平元禅師清規』上)