慈母の恩

 今年は http://www.tyharborbrewing.co.jp/restaurants/cicada.html でささやかな母の日のお祝いランチ。おいしかった。

 それはそうと、今年は私と母にとって少し特別な母の日となりました。先月、家を掃除していたら、母がつけていた育児日記が出てきたのです。誕生から満一歳までの一年分。

 一日も欠かさない克明な記録を目にして感情が高ぶりました。余談めいたことを先に申し上げますと、生まれてちょうど9ヵ月の日の記述でびっくり。

 最初のはこの子↓のことですな。子どもの頃はこの子と一緒じゃないと寝られなかった。今でも大切に保管しています。

 毎日の献立を細かく記録し、やれ「動くものを目で追う」だの「手をのばしてものをつかむ」「寝がえりができる」「おすわりの姿勢がかなり長くできる」「歯が出始める」「イスにつかまって数秒間立つ」「手を出してだいてもらおうとする」「スプーンをもって食物を口にはこぶ」「ひざを立て1歩進んだ」「ママ、パパと言う(意味はわかっていないようす)」「名前を呼ばれるとわかる。物の名前を覚えようとする」等々、キリがないくらい成長の過程を記録してくれている。
 頻繁に発熱や下痢をしていて、湿疹にも苦しんでいる。夜中にも何度も高熱を出している。さぞ心配をかけただろう。でも、今では親はそっけなく「赤ん坊というのはそういうものだ」と言うが。

 私が体調を崩せば憂え、成長を示せば喜び、片時も離れることなく私を守り育ててくれた母よ。