『The Whisky World』7月号

まだ公式サイト(http://www.zearth.co.jp/mag/tww/index.html)が更新されていないようなので。 我らウィスキー党 緒川たまき 香りとともに記憶するウィスキーとの出合い *1 日本初のゴルフ場「神戸ゴルフクラブ」の伝説 グルームが愛したスコッチ 幻の銘柄…

Glenmorangie Burgundy Wood Finish (43%)

ビールの後はモルトでしょ? すっかり流行に乗り遅れた感がありますが、ようやく、グレンモーレンジのバーガンディ(ブルゴーニュ)樽フィニッシュを味見する機会に恵まれました。 この「ウッド・フィニッシュ」シリーズは、とりあえず全部極めたいところで…

Laphroaig Quarter Cask 48%

ラフロイグの新たな試みということで、さっそく秘密結社の諸氏と一緒に飲んでみました。オフィシャル物や、最近のボトラーズ物が甘美な味わいを持っているのに対して、薬品臭や苦味がかなり強く主張をしていて、昔ながらのイガイガ感のあるラフロイグに近い…

Ardbeg 1991 (La Reserve, 9years, 60.9%)

少し古いボトリングで、しかも、もともとフランス市場向けの商品なので、飲むことができて(@東北地方の某所)大変ラッキーでした。乱暴なメモしか手元に残っておらず、綴りや度数があっているかどうかの自信はありません。 フランスでは、例えば Aberlour …

山崎50年

50本限定、ということで、全国のバーが全て押さえてしまうでしょう。(個人で購入したとしても、おいそれとは封を切れないですよね・・・)あるいは、これは個人向けで50本ということかな。さて、どこで飲めますか・・・。 http://www.suntory.co.jp/whi…

Talisker 18years

タリスカーの新しいオフィシャル物、試しました。1991年蒸留、2004年瓶詰めの Double Matured とともに。 コメントは、その場で述べた通り。18年物は、コストパフォーマンスを考えると、10年がオススメ。Double Matured は、想像以上(1989…

Port Ellen "the FINAL VINTAGE" (Old Malt Cask 21years 56.1%)

83年蒸留、04年瓶詰めという、「最後」のポートエレンです。前にも書きましたし、モルトファンなら誰もが不審に思っていることですけど、「どうして、この蒸留所を閉鎖してしまったのだろう(再開しないのだろう)?」 色は淡い金色、強いピート香。味は…

『ウィスキー・ワールド』誌創刊

めまぐるしく職務・私事をこなしているうちに、購入するのをすっかり忘れていました・・・。 3・6・9・12月の25日刊行ですので、愛飲会のみなさまを始め、酒好きは要チェックです。とりあえず、コチラをどうぞ→http://www.scotchclub.org/thewhiskywo…

Old Pal

おれおれさん、Mさん、おつかれさまでした〜。 私が注文した赤いカクテルは「オールドパル」、日本語に訳せば「古い友人」です。おれおれさんは言うに及ばず、Mさんとも酒を通じて何年も前からの友人だったということで。 オールドパルは、ライウィスキー…

『モルトウィスキー・コンパニオン改訂版』

今年中に出ると某バーテンさんから伺ってましたが、結構早くお目見えしましたね。(ちなみに奥付には、「2005年3月1日 初版第一刷発行」) 旧版と比較して、500ボトルの情報が追加(帯の宣伝文句による。まだチェックはしていないです)。そして、…

the Macallan 1874 Replica

当分は日本に戻ってこないだろうと思っていた旧友と図書館でばったり。幽霊を見たかのような大騒ぎ。なかなかの条件で就職が決まったとのことで、羨ましい限り・・・。私はいつになることやら。 というわけで(?)、酒。100年以上前のマッカランの味を“…

Bladnoch 10years(Flora and Fauna 43%)& Benriach 10years(Curiositas Peated Malt 40%)

おつかれさまでした。おれおれさんの言う通り、なにげにオフ会になりましたね。 ブラッドノックは、ほかの「花と動物」シリーズの作品に違わず、万人に受け入れられるように、うまくまとめた(丸めた)印象。ブランデーを想起させる、気品高い香りです。まだ…

Aberfeldy 15years (花と動物シリーズ 43%)

とある場所で試飲。うまい!(明日持っていく一本にしようかと真剣に悩みましたが。次の機会にしましょう) シェリーの樽香が中心ですが、何やらいろいろ混ざっていて*1、複雑。複雑だけど、嫌味はない。「馥郁」って言葉がぴったりです。あれで加水したら、…

Glen Garioch 1971 (Samaroli)

おつかれさまでした、A氏。 Samaroli 社のボトリングによるグレンギリーですね。熟成年数はわかりませんが、20年前後でしょう。シェリー樽による熟成。 すごく穏やかな top note で、アルコールではないのでは?と思わせるほど。ピートもあまり感じません…

ボトラーズの Caol Ila、2本

I氏は「しょっぱくないカリラを」といささか無謀な注文w バーテンさんが自信なさげに出したのは、Murray McDavid のもの。くすんだ金色、香りは例のようにピーティで、どうみても一般的なカリラと印象は変わらないのですが・・・。案の定、しょっぱかった…

朗廬の里

阪谷朗廬(1822−81) 江戸時代後期から明治前期にかけての儒学者。名は素(しろし)、字は子絢(しけん)、通称は希八郎、朗廬と号した。文政五年(一八二二)備中国川上郡九名村(岡山県小田郡美星町)に阪田(さかた)良哉の三男として生まる。母は…

ついでに酒レポート(the Macallan 12years)

激しく自己嫌悪していたなかで一杯注文したのは、マッカラン・ニューボトルの12年。本当は18年を試してみたかったのですが、置いていなかったんですよ。残念。 ところで、ボトルの外見は身長が伸びてスラっとした感じですね。賛否両論あるでしょうが、ス…

Caol Ila 10years (SMWS 53.81) 60.9% & Lagavulin 12years (3rd Release) 57.8%

カリラのSMWSボトルを飲むのは、ひょっとすると初めて(?)だったかもしれないけど、うまかったですね〜。10年熟成ということで、若々しい、アルコールの刺激が強いモルトを想像していたのですが、予想を裏切ってくれました。香りも華やかで、味も甘…

モルトの味わい方(肩の力を抜いて)

酒レポートをする予定でしたが、今週のお集まりに向けて、ということで・・・。いろいろ解説もありますが、今まで見たなかでは、やはり日本の土屋守氏の言うことが無難です。 グラスに二○〜三○ccのウィスキーを注いで、まず色を見る。*1濁りや澱があるかどう…

the Macallan 13years (SMWS) 60.2%

さて、今回はSMWSのボトルの紹介です。今年の初めあたりに某バーで賞味いたしました。コード番号は「24.68」。短評については、SMWS日本支部 2003スプリングボトルズを御覧ください。 「甘く胡椒のようにスパイシーで、余韻が長く続く。」たしかに…

Highland Park 25years 51%

長期熟成らしい深い赤みを帯びたドライアプリコットのような色。香りやスタートの味にも、ドライフルーツを感じますね。 最近飲んだモルトのなかでも特にオイリーで、ハイランドパークらしい、シロップのような、とろっとしたまろやかな甘みが口の中に膨らみ…

Talisker Double Matured (Distilled 1986) 45.8%

自分でも意外だったのですが、タリスカーを紹介するのは今回初めてですね。オフィシャルの10年は、3000円でお釣りがくるモルトのなかでは、間違いなく5本の指に入るうまさ!その風味については、評論家から「胡椒」とか「焚き火」といったことばをよ…

たまには酒でも

モルトばかりで最近はとんと口にしない酒ですが、今日はそっちのレポートでも。これから酒の旬の時期を迎えるとのこと。秋はいい季節だ・・・。 天界・純米吟醸(島根) 雑賀・純米吟醸(和歌山) 色好い返事(山形) 十四代(山形) 天界と雑賀は今年の「ひ…

下北沢探訪

先日、合評会の帰りにI氏とT氏と三人で下北沢の探検へ。 某バーの名刺の文句を引用しておきます。 赤いジュータン ジュークボックス ベルベットのすき間から シャンデリアの灯りがさす。 針を落とした レコードから シワを刻んだ メロデイに あの頃のキラ…

the Macallan の新時代へ

ついに明日からサントリー出荷分の「新生」マッカランが登場しますね!モルトの「王者」、マッカランの18年に関しては、今度からヴィンテージ表記はやめるそうです。ファンとしては「18年」ブランドの変容は少し寂しい気がしますが(18年熟成のモルト…

第一回

すごい内輪ネタですが・・・Aさん、原点回帰したところで、まずまずの船出でしたね! 今、なにげにネットで検索したら、こんなことが書いてありました。 水産会社が経営する店だけあって、いつでも活きのいい魚貝が食べられる。刺身をはじめ、一品料理はど…

Ardbegに関して、ぜひとも注意しておきたいこと

みなさんが当日飲んだのは、アードベグの10年物ですが、画像に出ている「10年物」ではありません・・・ もし、バーに行って、この「Ardbeg 10years」を発見したら、迷わず注文しましょう。これは旧瓶の「10年」です。熟成年数のところが「10」とアラ…

Ardbeg TEN 46% & the Macallan 12years 43%

昨日はそんなに量は飲んでないはずなのだけど、少し二日酔い気味です。リカー愛飲会のみなさま、お疲れさまでした。 初心者向けということで「対照的なモルト」をコンセプトに以上の二点を用意しましたが、殊のほか好評だったので、選定責任者としてはほっと…

これがArdbeg TEN

熟成年数が「TEN」とありますね。これは今、どこでも普通に買えるボトルです。 ちなみに私も「10年」は一回しか飲んだことありません。しかも開封してから大分経っていたとおぼしい代物だったので、風味が若干変わっていた可能性もあります。 なにしろ…

Glen Moray 8years 43%

風呂上り、就寝前のモルト(今晩は、Glen Scotia 14years)はまた格別な味わい・・・。 で、急に思い出したのですが、先日の白州蒸留所の試飲のさいに、「麦々しい」というオレの造語(造った本人も結構気に入っている)を披露しました。言葉では理解できて…